マナーとルール

いう事をきかない

「いや!」「こうしたい!」「これがいい!」等の自己主張が増えてくるとだんだん言うことを聞かなくなります。それに対応するのは大変ですが、「いや!」と主張できるのは、発達が順調な証拠で、自分の意志を持って、それを主張することは、成長の過程で大切なことです。

「こうしたいんだ」とお子さんの気持ちに気付き、気持ちに添ってやると落ち着きます。こころの成長を喜んでこの時期を乗り越えましょう。しかし、人に危害を加えたり、危険なことをしたり、人が嫌がることをしたりするときは、毅然とした態度で「してはいけない!」ときちんと伝えていきましょう。

買い物に行くとき

子どもは広い場所に行くと、走ったり遊んでいいと感じて、興奮してしまいます。スーパーなど、色々な物があるところは、なおさら興味もわいてじっと出来ないでしょう。

出かける前や店に入る前に、走ってはいけない事、傍にいる事などをわかりやすく話し、お約束をするとよいでしょう。お買い物ごっこなど、遊びながら、買い物の仕方やマナーを教えるのもよいです。

事前に買う物を伝えて品物を選ばせてあげたり、上手に買い物できたことを褒めたりすることで、マナーが身につきます。

 

食事のマナー

1~2歳のころは、食事も遊びにしてしまいます。食べ物をぐちゃぐちゃにして遊んだりします。しかしこれは、食材を触ってかたさや感触を確かめたり、口の中に入れる量を学んだりと大切な内容です。床に新聞紙や敷物を敷いて、汚れてもいいように対処しましょう。また、スプーンやフォークも準備してあげると、自分で食べる意欲にもつながります。

ある程度時間を決めて、自由に食事をさせてみましょう。出来たことをほめてやると、次第に上手に食事ができるようになります。

3歳ごろになったら、ことばも理解できてくるので、食事前の手洗いや、「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶、はしの使い方を教えていきましょう。我慢する力もついてくるので、食事中ちゃんと席に着くこともできるようになります。

食事の時間が楽しみになるように、無理強いはせず、お手本を見せながら家族一緒に食卓を囲みましょう。

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