離乳食の進め方

はじめる時期の目安

  • イラスト:赤ちゃん首のすわりがしっかりしている。
  • 支えてあげると座れる。
  • 食べ物に興味をしめす。
  • スプーンなど口元に持っていったものが、舌で押し出すことが少ない。

5~6ヶ月頃の進め方

  • 赤ちゃんの体調、機嫌のいい日にスタートします。
  • 嫌がるときは無理せずに、2~3日してから再挑戦しましょう。
  • 開始から1ヶ月くらいは、離乳食の舌ざわりや食感に慣れ、くちびるを閉じて飲み込めるようになることが目的です。
  • ポタージュ状のトロトロしたおかゆを1さじずつから始め、慣れてきたら量を増やしていきます。

7~8ヶ月頃の進め方

  • 舌でつぶし、モグモグしたものが上手にゴックンできるようになってきます。
  • 生活リズムを整えて、食事時間は午前と午後に1回ずつ、毎日大体決まった時間に与えましょう。
  • 食材は、舌でつぶせる固さにゆでて与えましょう。
  • 緑黄色野菜も積極的に取り入れ、全がゆ(米の5倍の水で炊く)や赤身魚、脂肪の少ない鶏肉(ささみなど)、チーズ(カッテージなど)、ヨーグルト(無糖)も使えます。

9~11ヶ月頃の進め方

  • 舌、 頬、顎の運動で、食物を奥の歯ぐきにのせてすりつぶすことができるようになります。この時期の離乳食は1日3回になり、1日に必要な栄養量の 50%~60%を離乳食からとるようになります。体重の増え方がゆるやかになり、急に食べなくなったりする時期ですが、自然にゆっくり、無理強いしないようにしましょう。
  • 9ヶ月以降は、鉄が不足しやすいので赤身魚や肉、レバー、納豆、海藻などを取り入れましょう。赤身の魚の他、様子をみながら青皮魚と進めます。全がゆも軟飯へと進めます。

12~18ヶ月頃の進め方

  • イラスト:コップ形のある食べ物を歯ぐきで噛みつぶして食べられるようになります。
  • 朝、昼、夕の3食で、1日に必要な栄養量の70%~90%を離乳食からとるようになり、食後のミルクもいらなくなったら離乳の完了となります。
  • 手づかみ食べが上手になるとともに、スプーンやコップなど食具を使った食べる動きを覚えていきます。
  • 3回食の食事で足りない栄養を補給するときには、おやつ(小さいおにぎりやふかし芋、ヨーグルトなど)を与えていきます。
  • 母乳や育児用ミルクは、一人一人の子どもの離乳の進行及び完了の状況に応じて、与えましょう。
  • 塩干物やハム、ソーセージ類は、塩分や油脂が多いので避けましょう。

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